無駄遣いをなくすためには、どうしたらいいのか?

オタクがミニマリストを目指すシリーズの第三回です。
第一回では「オタクがミニマリストになることにはメリットがあるのか?」について。
第二回では「物を捨てるための具体的な方法」についてお話してきました。
三回目となる今回のテーマは「結局、物を買いすぎないためにはどうしたらいいのか?」です。
「断捨離が趣味!」みたいな人でよくあるのは、捨てても捨てても家が散らかるパターンです。何度も断捨離するのは純粋に時間とお金の無駄です。
私も、なぜか押し入れに一度も使ったことのない腹筋マシンが転がったりしていました。一度も使われないまま引っ越しの際に捨てられた腹筋マシン、ごめんね……
「物を減らして、趣味や創作にリソースをぶっこみたい。」という望みをかなえるためには、どうしたって無駄な買い物を減らすことが大事です。
が、「無駄遣いをしない」は「わかっていてもできない」という人が多いんじゃないでしょうか? かくいう私もそんな人間でしたが、最近は無駄なものを買って後悔することがかなり減りました。
そんな私が実践してきたテクニックを、今回は紹介していきたいと思います。全部で5つのレベルに分かれているので、無理のない範囲で試してみてください。

くくく、私はついに物を捨てられる最強生命体になったよ!

え……じゃあなんで家にこんなに物があるの?

うっ…! それは……つい、新しく物を買っちゃうから……

……。お姉ちゃん、一緒に無駄遣いを減らす方法、勉強しよっか
レベル1: 記録の力を使って、お金の使い道を把握する

モノを買いすぎないための第一歩は、家計簿をつけることです。
はい、あまりに当たり前すぎないかと突っ込まれそうではありますが、普通の家計簿よりもちょっと進化させた家計簿です。
何かを改善したいときに、記録をとることの有効性は最近の研究でも示されています。スマートフォンの使用時間を減らすために、スクリーンタイムを計測しよう、みたいなアドバイスは現代人ならだれでも聞いたことがあるでしょう。
無駄遣いしない人は、お金にシビアです。実際、富裕層を対象にした研究では、富裕層ほどお金の使い方にシビアになる、と言われています。
マツモトキヨシの創業者、松本清氏はこんな言葉を残しています。
貧乏人は安いものが好きだ。そして金持ちは貧乏人よりさらに安いものが好きだ。だから金持ちになったんだ。
また、ハイパーインフレーションという漫画に出てくるお金大好き赤ちゃんのグレシャムなんかも参考になります。
ハイパーインフレーション1
彼の装飾する宝石は、すべて「偽物」なんです。なぜなら、交渉相手をビビらせる目的なら本物の宝石を使う必要がないから。彼もまた、お金を大事にする典型的富裕層と言えるでしょう。余談ですが、ハイパーインフレーションは最高に面白いので読んでください。無料です。若干作風が頭おかしいですが
ただ、一般人がグレシャムになれるかというと無理なので、記録の力を使うわけです。記録は私たちに冷静さをくれます。クレジットカードの引き落とし額を見てビックリした経験がわかりやすいでしょう。
では、どうやって記録するのか。やり方は簡単。買ったものの値段と満足度を記録していくだけです。5段階評価で満足度を記録しておくのです。そして月末に、家計簿を見返します。
これを行うと、自分の買い物をかなり冷静に見返すことができます。
アイスは買った直後はよかったけれど、今となっては全然印象に残っていない。あのグッズも、買った時はテンションが上がったけれど、今はもう使っていない。
買った瞬間と現在の満足度を比べることで、意外と満足が長続きしないモノが多いことに気づくはずです。
紙に書くのがめんどくさい人は、アプリを使うと楽です。
私も家計簿アプリをいくつか試しましたが、以下のやつが一番手間が少なく使いやすかったのでお勧めです。
このアプリで、メモ欄に買ったものと満足度を書いておくと一覧で見返せて便利です。

視界に入るもの全てに値段をつけて、お金のためなら平気で裏切る人間になれば良いってことだね!

お姉ちゃん、グレシャムは人間じゃない。私たち凡人には無理だよ

くっ……私たちには、家計簿が限界ってこと、か……。
レベル2:徹底的に不安を対策する

次に、超大事な方法として不安対策があります。これは日常的な不安の対策だけでなく、「セールを逃したくない」みたいな不安も含めます。
私たちは不安を解消するために物を買う
私たちがモノを買う理由の一つに「不安だから」というのがあります。不安な人は「モノをたくさん持っていれば、何かあった時に対処できる。」と考えて物を買いがちです。
登山でたくさん物を持っていく人、いませんか?
でも、その荷物の大半は使わない。そのうえ、荷物が重くなって、登山がより大変になってしまう。これは、「登山中に何かあったらどうしよう」という不安のせいで損をしているパターンです。
この現象が、買い物でも起きているということです。実際、神経質傾向と呼ばれるスコアが高い人、すなわち不安になりがちな人ほど、物を多く持ちがちという研究があります。
逆に考えると、不安を対策すれば、自然とモノを減らすことができる可能性があるということです。
だからこそ、モノを買う前に、不安を対策するのが大切です。おすすめなのは、運動です。皆さんの「ふざけんな」というツッコミが聞こえてきそうですが、間違いなく効果が高い方法なので書かせてください。
詳しくは「脳を鍛えるなら運動しかない」という本を読んでもらうか、後日記事を書くのでそちらをご覧ください。1日15分だけ散歩するだけでも心が楽になるはずです。
実際、神経学者のジョン・レイティ博士は次のように述べています。
もし運動がカプセルに入っていたら、その脳への効用はトップ記事になるはずだ

完全に理解した。物を買うときは運動しながらポチれってことね!

全然違うよ!? どうしてそうなったの!?

運動する時しか物買えなかったら、頑張って運動するかなって

嘘、意外と理にかなってる……!
セールを逃したくない不安との戦い方
不安を煽るもう一つの罠が、セールです。セールの時は、ついつい余計なモノまで買ってしまいがち。「セールを逃したくない」という不安のせいです。
実際、セールで買ったはいいものの使ってない、は全人類やらかしていると思います。こんな風に偉そうに書いていますが、私もやらかしまくってます。
これは心理学で「希少性」と呼ばれる概念が関係していて、ざっくりいうと私たちは「限定」に弱すぎるということです。あらゆるソシャゲが「限定キャラ」を出すのも、この性質を利用しています。
この罠への対応策としてシンプルなのは、セール期間中に物を買わないことです……と言いたいところですが、それはさすがに心理的負担がでかいです。ほかの人間が得をしているのに私だけ得していないなんて許せない…。
私が使っている方法は、Amazonの「ほしい物リスト」を使う方法です。あらかじめほしいものはリストに入れておいて、セールの際は、そのリストだけをチェックする。これで「安いけどいらない」物をうっかり買う事故を減らします。
セールに惑わされない方法として、もう一つおすすめなのが「セールの記録をとる」というものです。
「このセールを逃したら二度と同じ値段で買えない」そう考えると、つい衝動買いしてしまいそうになりますよね。
でもよく考えてみてください。セールは年に何度もあるものです。今買わなくても、どうせ次のチャンスはやってきます。それをついつい忘れちゃいますが、記録することで忘れないようにします。
Amazonのセールなんかも、年間を通じて多くのイベントがあり、これだけたくさんのセールが開催されているんです。一回くらい逃しても死にはしません。
| 開催時期 | セール名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1月初旬 | 初売りセール | 福袋や家電、ファッションアイテムなどの割引販売 |
| 3月 | 新生活セール | 家電、家具、生活用品など新生活に必要な商品がセール対象 |
| 4月 | ゴールデンウィークセール | ポイントアップや人気商品の割引販売 |
| 7月中旬 | プライムデー | プライム会員限定の大規模セール |
| 10月中旬 | プライム感謝祭 | プライム会員限定の大規模セール |
| 11月下旬 | ブラックフライデー | 大規模な割引とポイントアップキャンペーン |
| 12月 | ホリデーセール | クリスマスや年末に向けたセール |
「まあ次のセールで買えばいいか」ぐらいのノリでいるほうが、セールに呑まれずにある程度距離を置けて、結果として楽に生きられると思います。

セールで衝動買いしちゃうのは、限定ガチャと同じってことか……!

ソシャゲもAmazonも、私たちの弱点を的確についてくるよね

さすがは最強企業! でも知ったからにはもう負けないから!

お姉ちゃん、それ即落ち2コマする人のセリフだよ……
レベル3:定期的にミニマリスト系の情報を見る

モノを買わないようにするための3つ目の方法は、定期的に節約やミニマリズムの本を読むことです。
ミニマリスト系の本を読んですぐは物を減らせる。けど、しばらくすると部屋が元通りになっている。これ、結構あるあるなんじゃないかと思います。
実はこれ、私たち人間の脳の性質が関係しています。新しい情報を得たての頃は、その内容に沿って行動しやすいんです。でも時間とともに、その記憶は薄れていき、いつもの習慣が優先されるようになっていきます。
だったら、定期的に本を読み返してしまえばいいんです。私自身、どうしても身に着けたい考え方、技術がある場合は、1か月~3か月おきに、本を再読するようにしています。
イラストレーターのさいとうなおきさんもこう言っています。
三日坊主でも構わない。大切なのは、何度も三日坊主を続けることだ
というわけで、物欲が高まってきたなと感じたら、節約やミニマリズムの本をもう一度手に取ってみてください(動画が好きなら動画でも大丈夫です)。
「動画や本は知識を身に着けるもの」みたいに言う人がいますが、若干違っていて、動画も本も「自分の考え方を変える」ために使うこともできるんです。
かつて私も、「YouTubeを始めたい」「だけど怖い」と思っていた時期がありました。そこで、私は「恐怖対策」の本を片っ端から読んでいったんですね。
そのおかげで、半年ぐらいかかりましたが、徐々に恐怖への対策が習慣化されてきました。それを続けていくうちに、いつの間にかYoutubeを始められるようになったんですね。結果が出たかは別
こんな風に、自分を望ましい方向にもっていくときも、本を読むことは有効です。同じ本を何度も読むことで、より深く内容を理解することもできるので、結構お得です。しかも再読なら無料でできますからね。
再読だと飽きる人なんかは、同じジャンルの本や動画を集めといて日を置いて読んだり見たりするのもよいと思います。

1回読むだけでミニマリストになれる魔法の本が欲しかった……

残念ながら現実は甘くなかったよね…

頑張って三日坊主を何度か続けてみるよ
レベル4:買い物に「10年後の基準」を持ち込もう

ここから先は抽象的な話になります。無駄遣いをやめるために有効な奥義の一つ、それは「長期的な視点を持つこと」です。
長期的な視点、とは? と思うかもしれませんが、やることはいたってシンプルです。物を買う際に、以下の問いを己自身に叩きつけるだけです。
「それは10年後の自分にとっても価値あるモノだろうか?」
例えば、今アイスが無性に食べたくなったとします。だがしかし、10年後の自分が振り返った時、このアイスを買ったことは、心に残る思い出になっているでしょうか。
多くの場合、答えはNOです。そりゃそうです、翌日には忘れている可能性すらあるでしょう。
アイスだけじゃなく、長く使う予定の家具や、趣味に関しても、同じことが言えます。しかも、なお悪いことに、私たちの趣味や嗜好は、10年という時間の中でどんどん変化していきます。
10代の頃夢中になっていたモノを、20代になった時も、同じように好きな人は少ないと思います。長い時間をかけて愛せるモノなんて、そうそうないはずです。
家の中を見渡してみてください。5年前買ったモノの中で、今も大切に使っているものはどれくらいあるでしょう。10年前となると、更に少なくなるはず。
これは別にがっかりすることが目的なのではなく、「10年後の自分にとって価値があるかな?」と考えることで、多くの物を「別に買わなくていいや」と思えるようになる、ということです。
実際に研究でも、老人になった自分の写真を見せられたグループは、誘惑にあらがって貯金する確率が高まったそうです。未来の自分をイメージすることで、今の行動において刹那的快楽に流されづらくなります。
自分の写真を撮ると老人の姿に変えてくれるアプリなんかも存在するので、物を買いたくなった時にその写真を見返すのもアリです。
そんなアプリを用意するのがめんどくさい人は、物を買う前にこう自問自答するのもいいでしょう。「10年後や20年後に価値観が変わったとき、自分はこの買い物を喜ぶだろうか?」と自分自身に独り言で問いかけてあげるのがおすすめです。
「はぁ? 独り言を言う怪しい人物になれと?」みたいな声が聞こえてきそうですが、実際、独り言をつぶやくことで状況を客観的に判断できるようになる、と言われていますのでおススメです。
誰もいないときに声を出すか、もしくは紙に書いてみるなんかも良いかもしれません。
「老後の自分」を買い物の判断基準に加えてみる。無駄遣い対策には良いのでお勧めです。

10年後の私にとっても、このアイスは価値があ~る!

お姉ちゃん……。

季節限定のハーゲンダッツだよ! しかも5割引き! 最高じゃん!

最初から記事を読みかえそっか、お姉ちゃん
99%の人ができない無駄な買い物をしなくなる最終奥義

というわけで、レベル4までできた強すぎる皆さんが至る最終奥義的なものを紹介します。
それは、「自分の価値観を問う」です。
これが、レベル5の買い物術です。
おそらく抽象的すぎて意味が分からないと思うんですが、ここでいう価値観とは、「自分が大切にしているもの」のことです。
例えば、家族、友情、正義、文化、芸術など、形のないものがそれにあたります。
「自分の大事なものなんてわかっているよ」と思う人がいると思いますが、本当にそうでしょうか?
心理学の前提として、自分のことは意外と自分でわかっていない、というものがあります。これは、あまりに膨大な変数によって個人の嗜好は構成されるので、人間の意識では把握できないことに原因があります。
たとえば、「推しキャラを好きな理由」を100%完璧に説明できますか?
いくつか理由をあげることはできるでしょう。ただ、それが100%かと言われると微妙なはずです。
ほかの例だと、人間は温かい飲み物をもった状態で接した人のほうが「優しい人だ」という印象を抱くといった研究もあります。
こんな感じで、人間は周囲の環境や言語化されていない経験から多大な影響を受けているんです。(詳しく学びたい方は、少し古いですがデイビットブルックス氏の『人生の科学』あたりが入門書としておススメです)
じゃあどうやって自分の大切なもの、価値観を探すのか。
「リンディ耐性」という考え方を利用します。
リンディ耐性とは、「形がないものの寿命は、その続いた年数に比例する」という考え方です。
つまり、長く続いているものほど、これからも長く続く可能性が高いということです。
例えば傘。傘は1000年以上前から使われています。ということは、今後1000年くらいは傘が使われ続ける可能性が高い。
一方、ニコニコ動画のようなサービスは、誕生からの期間が短い。だから、その寿命も傘に比べれば短いだろうと予想できるわけです。
この考え方を、自分の価値観に当てはめてみてください。
過去を振り返って、ずっと大切にしてきたもの。それは、きっとこれからも大切なものであり続ける可能性が高い。だからこそ、そこにリソースを費やすことは将来的にもプラスになる可能性が高いです
私の場合は、読書や漫画、思考系のゲーム、創作活動なんかはずっと続けているものです。これらの活動はこれからも続く確率が高い。ゲームの種類、読む本のジャンルは変わるかもしれませんが、似たような何かをやっていることでしょう。
そして、これらの共通点は何か? と考えていくと「クリエイティブ性」や「思索」なんかがあげられます。この2つは私の人生において長く続く「大切なもの」になるだろうな、と予想できるわけです。
こういう風にさらっと書いてますが、この仮説に至るまでは結構な量の思考を必要としました。
じゃあどうすれば「自分の価値観」とやらを見つけられるの? と思った人も多いことでしょう。
これに関しては結論「自分で考える」しかないんですね。
「ふざけんな!」という声が聞こえてきそうですが、人間は一人一人違う存在なので、私に当てはまったことが皆さんに当てはまる確率は低いんです。
なので、好きなものや嫌いなもの、やらずにはいられないものを紙に書き出していって、その共通点や相違点なんかを書きだしていくことをお勧めします。
私も最近、ボードゲームの趣味について1時間ほど書いてみました。まあ正直自分でも「ちょっと頭おかしいかな」と思ったのですが、やってみると新しい発見がたくさんありました。
自分が好きなボードゲームのジャンルについて、「こういう側面が好きなのかも」という気づきがあったんです。
また、私以外の人だと、匿名掲示板2ちゃんねるの元管理人、ひろゆきさんは以下のように述べています。
僕の場合は、次のようなルールを作っている。「予測不可能なものにだけお金を払う」というものだ。
1%の努力
これはひろゆきさんの価値観が「好奇心」だということを如実に表している言葉だと思います。私もこれを聞いてから、「面白いな」と思って実験的にこのルールを一部取り入れてます。
というわけで、まあめんどくさいですし、わざわざ実行する物好きも少ないかもしれませんが、この「価値観」が明確になるとハチャメチャに生きやすくなります。なぜなら、「どうでもいいもの」を「どうでもいい」と思えるようになるからです。
わかりやすい例でいうと、自分にとって最高の恋人がいればほかの人はどうでもいい、みたいな感じです。私たちはどうでもいい人からの恋愛感情をついつい求めちゃうから、生きるのがめんどくさくなります。(恋愛感情を評価やプライドと言い換えてもよいです)それを捨てられるとクッソ生きやすくなります。というか、私は生きやすくなりました。
前回の記事でも言ったのですが、ミニマリズムの最終到達点にして奥義はこの「価値観」を探すことにあるんです。

妹よ、己の価値観を知ることが大事なんだって

結構難しそうだよね。お姉ちゃんは何が大事なの?

超簡単だよ。 カレー! ケーキ! 焼き芋!

それただの好きな食べ物じゃん……
まとめ

というわけで、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。徐々に抽象的になっていくこの文章を、ここまで読んでくださったことには感謝しかないです。
まとめると、物を買わないためのコツは大きく3つに分けられます。
1つ目は不安対策。「セールを逃したくない」とか「たくさん物を持っておけばこんな私でもなんとかなるかも」とか、そういった不安で人は物を買わされます。
なので、不安を対策することによって「本来必要のないもの」を買わなくて済むようになるわけです。運動するなり、野菜を食べるなり、認知行動療法を使うなり、不安を和らげる方法は結構あります。
2つ目が「物を買わないほうが良い」という考え方を持つことです。定期的にミニマリズムの本を読んだりすることで、この考え方を保つことができます。
あるいは、友人に「物を減らそうと思ってるんだ」みたいな話をすることで、俗にいうピアプレッシャーを利用する、みたいな方法もあります。
3つ目が「自分を知る」ことです。自分が「何を好きなのか」「何を大切にしているのか」「何を大切にしてきたのか」「何になら魂をささげてよいのか」これらについて掘り下げることによって、「どうでもいいもの」にお金を使わなくなっていきます。
これに関しては、自分の考えを紙に書き写していったり、価値観に関するフレームワークを利用するのがおすすめです。
以上のテクニックを実践すれば、無駄なものを買ってお金を減らす確率が下がるでしょう。
私の知識、経験、考察が皆様のお役に立てば幸いです。
それでは、良い創作ライフを!
参考文献
僕らはそれに抵抗できない――『依存症ビジネス』のつくられかた
アダム・オルター(著) 上原裕美子(翻訳)
「Netflixをついつい一気見してしまう」「Amazonでついつい物を買ってしまう」「ソシャゲの課金最高!」 ……というった行動の裏には「依存症」のメカニズムが存在しているんだよ、と語る一冊。
「依存症は薬物だけの特権ではない、あらゆる行動は依存症になる可能性がある」という意外な主張が展開されているのでおススメ。
影響力の武器
ロバート・B・チャルディーニ (著), 社会行動研究会 (翻訳)
「なんで人間は医者の言うことを信じてしまうのか?」とか「どうして試食品コーナーをわざわざ作るのか?」といった「人が影響を受ける理由」を、広告業界を20年近く研究した著者が解明した本。
人間が限定ガチャに弱い理由をしっかりと解説してくれているので、それを踏まえて現代の広告への対策を考えられる。限定に弱い人におすすめの本。
The Long Game
ドリー・クラーク(著) 伊藤守(監修) 桜田直美(訳)
「すぐに結果が出る!」とか「誰でも最短でうまくいく方法」とか、私たちが思わず飛びつきたくなってしまう謳い文句には実は大きな罠があったんだよ、ということを教えてくれる本。
実は長い目で見つつ、「すぐに結果が出ない」「誰でもうまくいかない」方法を選択することがが武器になるんだよ、という意外な視点をくれる本。
「おカネの天才」の育て方
ベス・コブリナー (著), 小野木美希 (翻訳)
あまりにタイトルが怪しいが、内容はいたってまっとうというか、当たり前で大事なことが書かれている。お金を稼ぐことに邪道はなく、地道な貯金、節約を通して大事に使うことが一番の王道なんだよ、という本。「特に理由がないなら中古品を買ったほうが無駄がない」という主張が好き。
限りある時間の使い方
オリバー・バークマン (著), 高橋 璃子 (翻訳),
「人生はたった4000週間しかない」ということを思い出させてくれる一冊。「生産性を高める」「効率化」を追い求めるのが、かえって私たちの時間管理の問題につながっているということを教えてくれる。「もっと多くを、もっと早く」というプレッシャーから解放される方法が書かれている。人生そのものの質を高めるための洞察に溢れた良書。



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